大人の発達障害診断を受けて来ました③〜WAIS受検と結果〜

淡路島から、まいどはいちゃんです。

心療内科での簡単な性格検査と面談の結果から、

WAIS(ウェクスラー成人知能検査 )を受けることになりました。

WAIS受検までの流れはこちらをご覧ください。
大人の発達障害診断を受けて来ました①~医療機関にかかるまで~
大人の発達障害診断を受けて来ました②~医療機関での初診~

最初、WAIS??とどんなものかがわからなかったのですが、

WISC(ウェクスラー児童用知能検査 )の大人版であると聞いて理解できました。

今は、改定が入って、WAISーⅢというバージョンになっています。

WAIS-Ⅲの結果から発達障害の診断ができる、というわけではありませんが、
WAIS-Ⅲはとても精度が上がっているよ、
と知り合いの臨床心理士の方が教えて下さいました。

WAISの受検にはⅡ時間ほどかかります。
この間臨床心理士の方がつきっきりで、応答したり、会話したりしながら進んでいきます。

このWAIS、内容もとても面白くて、そしてどこか客観的によくできているなぁと感心しながら受けました。

もちろん本気で受けましたので、自分では結構できたつもり、
(実は、その「できた」は思い込みであるとあとからわかるのですが・・・)

いくら考えてもわからない問題もありましたので、
「こんなの分かる人もいるんだろうなぁ」と思っていました。

結果が出るのに一週間くらいかかりますので、
WAISを受ける日はこれで終わり、次の検査結果報告の予約を入れて帰ります。

料金は僕が受けた今池心療内科さんでは、21,000円でした。

そして、約1週間後・・・・

いよいよWAISの結果報告です。この日も2時間の予約となりました。

全体の結果はこんな感じで返ってきます。

臨床心理士さんのコメント
「得意と感じるものは積極的であり集中も持続するが、不得意と感じるものには、姿勢が崩れたり、机に突っ伏したり、集中に欠ける。」

あるある^^。

全体の結果としては

「数値は全体的に高いが、ばらつきが大きい」

でした。

公表するのは少し憚られますが・・・、
IQは104でした。(標準偏差が100です)

(そして、分かる人には分かるのだと思うのですが、「作動記憶130⇔処理速度94 差36」とギャップがあり、この開きはとてもとても大きいんだそうです)

そして、そのばらつきがあることが、時に学びづらさや困難さを伴うことがあるということを教えていただきました。

今まで知識としては、そのことを知っていましたが、自分で受けてみて、

「なぜそのことが苦手なのか、どこで行き詰まっているのか」

というのがこのテストを受けてよくわかりました。

発達障害や学習障害を「ふつうの」大人が理解するのが難しいのは

「全体的な様子しかわからずに、どの部分が得意で、どの部分が不得意かを分けて理解できていない」

からだと思いました。

例えば、「人と同じように踊れない」人がいるとして、

その理由は、全員違うのです。

ところが、定形発達、つまり知能が全般的に一般的にいわれる「普通に」発達した大人から見ると

あの子は不器用だ

なぜか、人と同じことができない

集中力がない

怠けている

などの簡単な言葉でしか、表現できない。

ところが、大人側がちゃんと観察出来るようになると

→どこまではできていて

→どの部分が苦手だから(つまっているから))

→どのやりかたを選ぶとやりやすくなるのか

ということが見えてくるようになります。

そして、そういうことは、誰にでも起こりえるし、あるんだということがわかれば、この世の中は多くの人がもっと住みやすい世の中になるでしょうね。

僕は今までの経験と知識でそのことを理解していましたが、今回WAISを受けて、本当に自分と人間発達への理解が深まったように感じています。(おおげさかな?でもそう感じています)

検査の一個一個の項目や数値の解説などは、僕はできませんので、このテストでわかったこと、気づいたことをまとめておきたいと思います。

1)得意と不得意の自己認識がずれていた

実は、WAISを受けて僕が一番驚いたのは、

「めっちゃできた!!」と思っていたものが標準偏差を大きく下回っていて
(つまり人よりかなり遅い、この項目は下位10%でした)

「これは苦手だ」と先生に相談していたものが標準偏差を大きく上回っていたのです。
(つまり人よりかなり早くできる、上位2.2%に入っていました)

思っていたことが全く逆だったので、本当にびっくりです。

そこで感じたことは、本当は得意なことを、自分では「できていない」と思ってずれがあると

→他者に多くを求めてしまう。
→本当は得意な学習方法を敬遠してしまう。

可能性があるなぁと。

2)道具や機器をうまく使う

僕の場合

聞いたことを言う
(聞いて、口でアウトプットする)

のはとても、とても早いのですが、

聞いたことを書く
(聞いて、手でアウトプットする)

となるとこれが本当にとても遅いのです。

(自分ではめっちゃ早くできた!!と思っていたのはこれです)

父に聞くと
「4歳で、風呂やに貼ってある数値表(?)をほぼ全部言えた」
とのこと。
見たことを理解して、言葉で表現することについては、
確かに得意だと思います。

一方で、
臨床心理士の先生に
「殆どの人はこの項目(見て書く)は時間があまるのよねーーー」

と言われて、

「え!!まじで!!!」

と思わず叫んでしまいました。

アドバイスは

「書字障害って言葉がありますが、もうこの数値まで来ると、ペンや鉛筆で書かずにパソコンを使った方がいいでしょう。」

でした。

つまり、「理解したことを書く」という脳の回路において、何か余分二時間がかかる。それ故に理解しているのに書くのに時間がかかったり、表現しきれなかったりするので、書く作業自体がストレスになっている可能性があるとのこと。

(小学校のとき、「弟」と「第」をよく間違えて書いてました。頭の中の映像ではしっかり「第」がでてきているのに、書くと「弟」になっていて、間違っているのに気づいてそして消して直す。のようなことが一度ではなくて何度もあったように記憶しています。)

これから書く必要があるときはブレインジムをうまく使いながら、パソコンをうまく使って仕事をしていきたいと思います。

3)心と身体の発達両方が大切

先生は、自分の強みと弱みが細かく分かる別分析シートをつけてくださいました。

「一番気になるところ」と言ってもらったのは

・言語的推理
・常識(原因ー影響)
・社会的理解

この3つが揃うと

「空気を読めない」

になるのだそうです。

このことについては、自分の予想通りです。

相手が話している言葉の意図や、どんな気持ちで言っているかがわからないと感じることがあります。

あんたコーチの仕事してて大丈夫???って言われそうですが、それだけ訓練をしてきたのだ(人より時間がかかって)と思っています。

ストレスがかかったり、身近な人だとよりその努力が必要だと感じます。

コミュニケーションの勉強をしてよかった、そしてこれからも続けます。

臨床心理士は
「別に空気読む必要もないんだけどね、どうも自分の気持ちに蓋をしていると相手の気持ちもかんじられないわな。ようは糞詰まりだ。」

・・・

(面白い先生なんです、とても信頼出来る方です)

生まれつきの脳の特性もあるかもしれませんが、
カウンセリングをしていただいて、この「空気が読めない」は幼いときの自分の体験にあることに気づきました。

子どももそうだけど、特に「大人(成人)の発達障害」は、先天的な脳の構造と、後天的な親との関係などの環境と両面から考えて支援する人がもっと必要ではないでしょうか。

僕は、ブレインジム☓コーチングを実践している大人が日本にたくさんふえるほど、大人も子どもももっと自分に自信を持って、自分の個性を活かして生きている人が増えると思っています。

そうなったら発達「障害」ということばはなくなっているでしょう。

WAISを受けて、僕は自己理解が深まりました。

次回のブログでは、医師と臨床心理士との検査後面談のことをまとめたいと思います。


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