発達障害という診断がいかにひとくくりできないか。

福岡でのBG1012日目を終えて、参加者の皆さんがそれぞれのペースで、自分の目覚めを楽しんでくださっているのが心地よいです。

先日、福岡で個別の原始反射コーチング(セッション)をさせていただきましたが、そのレポートを「げんちゃんママ」が書いてくださっています。

げんちゃんの発達障害プロジェクト ーブレインジム灰谷孝先生の個人セッション

とても大切な記述があります。げんちゃんママありがとうございます。

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まず、もっともびっくりしたのは、げんちゃん以外の3名が、たまたま同じ年だったことで、発達障害、という診断が、いかにひとくくりにできないか、ということを実感しました。これは、驚きともいうべきものでした。

つまり、3名とも、まったく症状が違うのです。これは、また後日レポートに書くとしますが、とにかく、げんちゃんのプロジェクトで得た知識やノウハウが、 そのまま、すべての子供にあてはまる訳でもない・・・と感じました。基本的なことは同じこともあるでしょうが、たとえば、ホームスクールをみんながしたと しても、内容はまったく変えなくてはいけない・・・ということです。

 ため息が出るほど、びっくりしました。
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びっくり、驚き という言葉が計3回も^^、使われているくらいびっくりされたようです。

人は、自分に起こっていることを「普通」と考える傾向があると思います。

実際に本当に一人ひとり違います。

発達障害、という名前がつくことで、理解しやすくなることと、本当の理解を妨げるおそれがあることを僕たちは知っておく必要があると思います。

だからどんなエクササイズや取り組みが必要になるか、という”処方箋”はひとりひとり違うのです。

これには、関わる側や親御さんの「観察力」がとても大切です。

人の動きや、言葉はや、興味をもつことや、全く興味を示さないことは、その人が出している「サイン」です。
(特にこどもは、正直にそのままサインを出しています)

「発達障害」という診断は、その子の個別さを理解するには役に立つけど、これから何に取り組むか、ということに関してはあまり役に立っていないように思います。

原始反射についても、その枠だけで見るのは偏るのだけれど、げんちゃんママが書いてくれているように「何に取り組んでいけばいいか」ということの道筋をみることができます。

これは当たり前のことではあるけれど、
この日はぼくにすれば4人のお子さんと親御さんの個別原始反射コーチングでしたが、親御さんにとっては、たった一回の貴重な機会、一瞬一瞬に心を込めて最善の時間にできるように、今以上に研究と精進を積み重ねていきます。

科学的な知見は役に立つし、それは僕としても大切にしていることです。

一部の科学者の方がいっているような、

「牛乳を除外すると自閉が改善されるなんていうのは、一部の事例的な報告にすぎなくて、科学的に証明されていないのだから、そのような非科学的なことにまどわされちゃいかん。」

という主張は、僕にはよくわかりません。

「じゃーあなたは、飛行機がなぜ飛ぶのか解明されていないのだから、そんな信用できない飛行機のようなものには乗るな、と主張するか?」と言いたい。
(実際に、飛行機なぜ飛ぶのかは、世界的に解明できていません。)

なぜ飛ぶかわかっていなくても、飛行機はとんでいます。

なぜ脳にいいのか科学的に解明されていなくても、脳にいいものはいいと感じれるのです。

人間はひとりひとり、全く違う存在なのです。

だから、実際に牛乳を除外したら問題行動がなくなったとするレポートが集まってくるとすれば、そのことがある人には役立つ人かもしれない。

脳のことが全て解明されてないし、発達障害(と診断されていること)の由来も一人ひとり違うかもしれないのに、人が一生懸命やっていること、長い年月の中で臨床的に効果の見えてきたことを、「非科学的」だからと言う理由だけで「使えない」と判断するな、と僕はいいたい。

同時に、
「牛乳を除外すると、どんな自閉症状も改善される。」という極度な「一般化」は避けた方がいいと思う。

薬とは違うのです。

薬というのは、「外部」から取り入れるもの、そして「統計的に」効き目がでるように研究者の方が長い長い年月とエネルギーをかけて、開発されています。

ブレインジムや原始反射などのアプローチは「内側」から「独自の」天性の自己治癒力・発達力(イネイトといいます)を呼び覚ますためのものです。

「○○すれば、良くなりますか?」

という思考は、時に役立つが、時に唯物的になって、可能性を見えなくさせたり、大切なサインを見逃す可能性があることを、ぜひぜひ私たちは知っておきましょう。

「人間の発達や成長」というのは、時に面倒で、不可解で、そして奥深く、神聖なことだと感じています。

そのように感じさせてもらえることにぼくは感謝しています。毎日、一人ひとり違う個性を持った方たちとお仕事させてもらっているからです。

僕は決して特別に優れているわけでも、特別な経歴があるわけでもありませんが、「本当に大切な真実」と感じることだけをお伝えしていきたいと思っています。

足りないところは指摘していただけると嬉しいです。


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