筋力があっても姿勢が悪い理由。

セッションでも「体幹」の筋肉の大切さをよくお伝えしますが、例えば体幹の筋肉のなかでも腹筋は、色んな意味で重要な筋肉です。

腹筋を使えるようになることが大切ですよ、とお話すると殆どの人は

「うちの子は腹筋が弱い、足りないということですか?」

と質問されます。

脳科学者の池谷雄二さんの記事が面白いです。

集中力UPのカギは、脳ではなく、筋力にあった!
~いい姿勢が、いい仕事につながる~

とてもいい記事だと思うのですが、この中で「筋力」と表示されているものには、

・筋力(筋繊維の太さ)
・筋緊張(筋肉の張り具合)

の両方が含まれているようです。

姿勢をよく維持するには、この両方が大切です。

この二つを分けて考えてもらうと、「姿勢を良くするのに腹筋100回だ!!」などと脳みそまで筋肉みたいなことにはならないのです。

長いゴムチューブをイメージして欲しいのですが、

筋力が大きい、とはゴムチューブがぶっとい状態です。

筋緊張度が高い、とはゴムチューブがピンと張っている状態です。

(※ちなみに筋肉がリラックスしている状態とは、ゴムチューブをゆるめたり、ピンと張ったりを自由にできる状態です)

スペシャルニーズの多くの子どもたちは「筋力はそこそこだけど、姿勢筋の筋緊張度が低い」状態。

つまり、「ゴムチューブは普通の太さだけど、ゆるゆる」なのです。

低緊張が姿勢や学習や集中力に大きな問題を引き起こしている、ということを是非知っておいて欲しいと思いますし、この事は子どもだけでなく、大人になってからも一生続きます。大脳基底核や小脳という部分がこれに大きく関わっています。

例えばダウン症の人は、筋緊張が低くても筋力は普通な方が多いです。筋緊張が低いため筋肉は柔らかいの ですが、問題になるのは筋緊張度が低いことによって、関節の支持が弱くなることです。

子どもさんが体を固くしていると、緊張度が高そうに思えますが、これは、緊張度が低いのを補うために、周りの筋肉に余計な力をかけて頑張っている状態です。
(だから疲れやすいし、ぎこちない動きになる)

原始反射を発達統合させると何故いいか、という一つの理由が、原始反射の統合によって、姿勢筋にスイッチが入り、筋緊張度が適正になるからなんです。

筋緊張度が上がると、姿勢が良くなり、走るのも早くなり、集中力が増えます。

だから、ホースセラピーやブレインジムのようなエクササイズは、効果がでます。

ただなんとなく運動したり、走ったりするのと違いはそんなところにも有ります。

淡路島で発達支援コーチング、はいちゃんでした。


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