パーマー反射

発達障がいの困り感の原因でもある原始反射のイメージ画像

Palmer Reflex

通常、乳幼児はパーマー反射が活性化されています。パーマー反射は手のひらに何かが触れると、3本の指が手のひらを握るように動きます。この反射は将来ものを「握る(親指と他の指で物を持つため)」ために統合される必要があります。
もし、この反射が保持されたままになると、文字を書き写すことが苦手になるだけでなく、アイデアを思いつきそれを書き記すといった大切な能力に影響が出ます。
パーマー反射が保持されていると、指や手先だけを動かすような動きの最中に、他の全身の筋肉の働きが弱くなる傾向があります。
例えば、ピアノを演奏したり、プラモデルをつくったりようなときに元気がなくなるような感じがあるかもしれません。

パーマー反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

  • 微細運動能力に欠如(手先が不器用)
  • 不適切な鉛筆握りや手書き能力の不足
  • ピアノをひいたり、手作業するときに姿勢が崩れる
  • アイデアを紙に書き出すことが難しい(処理に時間が掛かる)
  • 机やパソコンで作業するとき、姿勢が悪いか、背中に痛みが出る。
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