脊髄ガラント/ペレーズ反射

発達障がいの困り感の原因でもある原始反射のイメージ画像

Spinal-Galant/Perez Reflex

脊髄ガラント反射は、新生児のとき、腰のあたりの脊椎の片側をなでることで、同じ方のおしり持ち上がったり、同じ側の脊柱が屈曲する反射です。 赤ちゃんが産道を通るときにおしりが動くことで進むことができるように、誕生のプロセスを助けるために存在しています。 (脊髄ペレーズ反射は脊柱上部にあります) この反射を保持しているとき、脊柱の両側への刺激によって引き起こされる反応の一つが「排尿」「排便」です。 脊髄ガラント反射や脊髄ペレーズ反射を保持していると、学校の椅子の背もたれに触れるような軽い接触によって、いつも自分では意識しないでごそごそと動いていたり、腰のあたりがもぞもぞします。 (布団の)シーツの刺激によって、排尿反射を引き起こしますので、トイレトレーニングのあとでも、おもらしする原因になることがあります。 脊髄反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。
  • じっと座る能力(もぞもぞ、たえず身体を動かしている「そわそわ落ち着きのない子ども」)
  • 注意と集中に問題
  • ぎこちない歩様
  • 膀胱コントロール(寝小便が一般的にみられる)
  • 脊柱側弯症の発展要因
  • 物を操作するときの不器用さ
  • 運動やスポーツにおける身体柔軟性や機敏さへの影響
  • 腰痛や背中の緊張

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