対称性緊張性頸反射

発達障がいの困り感の原因でもある原始反射のイメージ画像

Symmetrical Tonic Neck Reflex(STNR)

STNRは、生後8〜11ヶ月の発達過程で見られる反射です。「はいはい」への踏み台となる重要な反射です。(脊髄ガラント反射もこのカテゴリーに入ります。) STNRを保持していると、手と目の協調に問題が出たり、猿のような歩き方になったり(肩を丸めて、前かがみになる)、背中の筋肉の緊張度をさげたりして、机に座るときには突っ伏したり、すぐに頬杖をついたりする様子が見られます。 対称性緊張性反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。
  • 赤ちゃんのはいはい時期が通常より遅れる
  • 手と目の協調の困難
  • 猿のような歩き方
  • 筋緊張が低い(特に背筋)ために、机ででの姿勢が悪かったり、机に倒れこむ
  • 手元から黒板のように遠くに視点を動かす動作で目が疲れやすい
  • 黒板の文字を写すのに時間がかかったり、情報の見落としが多い

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